借地権相続と土地所有者との関係

借地権の譲渡は、原則として土地所有者の承諾が必要となります。

もし、土地所有者の承諾なしに、借地権が譲渡されると、土地所有者にとってみれば、借地人が信頼をおける人だから土地を貸したのに、いつの間にか、どんな人もわからない人が借地人になっているということになりかねません。

では、借地人がご逝去された場合、借地権相続はどのように考えればよいのでしょうか。

借地権は、財産的な価値があり、属人的な権利ではありませんので、相続税額の対象ですし、相続人が相続することができます。

借地権相続は、譲渡と異なり、土地所有者の承諾は必要ありません。

相続人は、相続放棄しない限り、元の借地人の権利・義務を当然に承継することになります。